リタイヤ犬の希望で多いのが
サイズが小さくてお顔が可愛い子が良い。
人懐こくて明るい性格の子が良い。
なるべく若くて健康な子が良い。
でも、リタイヤ犬の中にはシニアの子もいます。持病のある子もいます。
サイズが大きい子もいます。なんらかの原因で警戒心が強く、感情表現が苦手な子もいます。
これが現実です。
お顔も性格も可愛く、若く健康な子は比較的早く里親さんが決まります。
それはとても喜ばしい事です。
この先、幸せに暮らせる時間が長いし、そんな子はきっと家庭にもすんなり馴染めて、色んな事にもすぐに順応できて、沢山の方に可愛がってもらえるでしょう。
早い段階で広い世界に出て色んな事を経験させてもらい幸せになれるはずです。
シニア犬や持病のある子を受け入れて下さる方もおられます。
本当に感謝しています。頭が下がる思いです。
精神的な負担も金銭的な負担も大きい事が予想されるのに、家族に迎えて頂ける事に本当に感謝しています。
今まで頑張ってきた間に気づいてもらえなかった苦しみから解放されて、穏やかな日を送っている子を見ると嬉しくて胸が締め付けられます。
心のケアが必要な子。
このタイプの子を受け入れてくれようと思われる方は私の経験上、極少数です。
その子にもよりますが、お家に馴染めるまで時間を要します。
警戒心が強いために積極的にスキンシップやコミュニケーションが取りずらい。
心を開くまでどの位の時間がかかるか予想できないので、根気と愛情深さが必要です。
でも、そんな子が心を開いて感情を出して嬉しそうにしたり、自分から近づいてきてくれたり、ペロペロしてくれたりしたらそれはもう感動しますよ。
今いる一華ちゃんとつばめ君がそういうタイプの子です。
一華ちゃんとつばめ君はコマチに来たばかりの時よりもかなり改善されたと思います。
私たちにはすっかり馴染んでくれています。
だから、これから家族になってくれる方にもきっと心を開き懐くはずです。
里親さまには「こういう子だ」と理解をして頂いた上で接して頂きたいと思います。
もちろん接し方のアドバイスはさせて頂きます。
懐かないと可愛くない。ワンワン吠えるのは困る。などの人間目線の考えではなく、
私がこの子の安心できる存在になりたい。私が愛して心のケアをして癒してあげよう。
とワンコ目線で考えくれる方がいる事を望んでいます。
飼い主さん次第でワンコは良くも悪くも変わります。
大切なのは愛情。
揺るぎなく注がれる愛情があってこそワンコと飼い主さん両方が癒され、幸せに暮らせると思います。
どんな子でも幸せになる権利はあるし、チャンスはあります。
リタイヤをし、一般の家庭に迎えてもらった瞬間からこの子達の世界は一変します。
１人で沢山のワンコを幸せにしてあげる事は無理かもしれないけれど、自分の決断で１ワンコの世界を一瞬で素晴らしいものに変える事は可能なんです。
「私がこの子を！」と思って下さる優しい家族をお待ちしております(^^)/
どんな事でも諦めずに相談して下さいね🐶
全てのワンコが幸せになれますように🍀
