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コマチニュース

問題行動の原因は実はココにあります!!2020年12月24日(木)

ワンコの問題行動の相談を頻繁にお受けします。
その中でも多いのが

飼い主さんの手や足を噛んでくる
トイレを失敗する
来客や通行人に吠える
お散歩の時や出会ったワンコに威嚇する
呼んでも来ない
身体のどこかを触ると怒る
洋服を着せようとすると怒る
サークルの中に入れると吠える、暴れる
お留守番をさせると部屋をぐちゃぐちゃにして良い子にできない
ご飯を食べ残す、好き嫌いが多い

これらはワンコが自分の方が優位(リーダー)に立ってると勘違いしている行動です。
「王様状態」です。
なので、トイレを失敗した時に叱っても、来客時に叱っても、噛みついた時に叱ってもあまり効果がないのです。

これらの問題行動を引き起こした原因は飼い主さんが日常生活で知らず知らずに間違った接し方をしているからです。
「あなたはリーダーではないんですよ。」と教えてあげましょう(^^)/

これから書く対処法をやってみると不思議と上記の問題行動の全てが改善の方向に向かうはずです。

問題行動に思い当たる飼い主さんの参考になればと思い書き出してみます。
長くなりますし、私の事ですから飼い主さんには厳しい事を言いますが、興味のある方は読んでみてくださいね(^^)/

やってはダメな行動

「抱き方」
肩にワンコを乗せる。


寝転がってお腹の上に乗せる。

 

抱っこしているときにワンコが降りたがったりゴソゴソしたらすぐに降ろしてあげる。

{理由&対処法}
ワンコはマウント(優位)をとっている格好です。飼い主さんが「あなたの言う事に私は従います。」と言ってる事になります。
抱っこする時は必ず自分の胸から下の位置。もしくは赤ちゃん抱っこがお薦めです。


※心疾患、気管支の弱い子は赤ちゃん抱っこは不向きです。注意しましょう!
降りたいと言ったら降ろす。これもワンコの言う事に従っている事になります。
降りたがってゴソゴソしたら、1度「ダメ!」と強く言うと同時にグッと強く抱き寄せます。
そうしてワンコが大人しくなってから降ろしましょう。

「食事」
食べないからといって1個づつ手で与える。
食べないからといって色々トッピングを入れたりフードの種類をコロコロ変える。
いつでも食べられるように出しっぱなしにしている。
ご飯やオヤツを要求された時に与える。

{理由&対処法}
この行動は完全にワンコのしもべです(*_*)
1個づつあげたら食べるんです。っていう方いますが、1個づつ食べられるなら同じ物なので普通に食器から食べられるんですよ。
お前が食わせろ!って命令されている事に気づきましょう。

トッピングをする事がいけない訳ではありません。
色んな種類のフードをローテーションで与えるのも良いです。
ただ、「ワンコが食べなくなってから変える」事が問題です。
これ食べんかったらまた違うの出してくれる。って思わせてしまいます。
トッピングも「食べ残したらつぎ足しで入れる」が問題です。
トッピングは最初から入れましょう。
食べ残したら追加のトッピングはなし!


「食べ残したら美味しいの入れてくれる」って勘違いさせてしまいます。
食事を出して10分待って食べなかったら下げましょう。
次の食事までオヤツなしです。ご飯食べない子はオヤツ抜きです。
既に食べ残しがクセになっている子は完食したらご褒美をあげると完食する子もいます。


出しっぱなしは、ワンコが誰から食事を貰っているのか理解できないし、ダラダラ食いをさせていると1日にどれ位の量を食べているのか、具合が悪くて食べ残しているのか分からないので病気の発見が遅れる可能性があります。
それに、唾液が付いた食器や食事を1日放置していることがとても不衛生だという事に気づきましょう。

「遊び方」
玩具を引っ張りあって遊ぶ時に、最終的にワンコに持って行かす。
追いかけっこをする。


{理由&解決法}
最終的にワンコに持って行かす行動は「はい。あなたの勝ちです」と言ってる事になります。
これもワンコが優位に立ってると勘違いさせてしまいます。
玩具を取り上げて、遠くに投げて渡すようにしましょう。
追いかけっこはワンコの狩猟本能を掻き立てるので攻撃的になります。やめましょう。

「散歩」
自分より前を歩かせている。
コース、時間はワンコ任せ。


{理由&解決法}
ハーネスは引っ張りやすい構造です。引っ張りクセを直したかったら首輪がお薦めです。
ただし、気管の弱い子、首輪を抜くクセのある子はハーネスがお薦めです。
自分の前を歩かす事もワンコが優位に立ってると勘違いさせます。
ワンコ「自分に付いてこい!」飼い主「はい。付いていきます。」と言ってる事です。
散歩コースや時間も自分の好きなように決めて、その後ろを飼い主さんが従順に付いて来るのですから、自分がリーダーだと思ってしまいます。
必ず、自分の横(もしくは後ろ)を歩かせましょう。リードを短く持てば簡単です。
引っ張って前に出ようとした時は、1度立ち止まって「ダメ!お座り!」お座りしたら歩き始めます。
この時必ずワンコと目を合わせましょう。

自分はワンコと主従関係になくてもいいと思われる方もおられると思います。
今のままでいい!と。
それはそれで全然OK!(^^)/
ワンコは学校に行くわけでもないし、他人との集団行動を求められる事もありません。
飼い主さんとワンコが生活する上でお互い困ってなければいいわけです。
困っているから直して欲しい。でもこんな接し方はできないと思われる方、それは勝手な言い分です・・
人間が変わらなければワンコも変わらない。
ワンコに変わって欲しいと望むのなら自分も変わらないといけないんではないでしょうか?

叱るのが可哀想で出来ないから躾教室に出したいと言われた方がいました。
いやいや。。。
自分は叱る事が辛いって逃げて、ワンコにだけ辛い事させるの?
そんなの全然優しさじゃないですよ。
そんなに叱らなくてもいいんです。(叱るのが必要な時は半端なく恐い声で!中途半端は逆効果です)
日常生活での接し方を今までと少し変えればいいのに、それも出来ないと言われるならワンコに変わって欲しいと望まない事です。

警察犬のようなトレーニングをうけた完璧なワンコになれと言っているのではないんですよ。
事実、うちの子にもかなりのヤンチャ娘がおります。
ヤンチャ万歳!少々はめを外す事があってもいい。元気で明るいのが1番です(#^^#)
その子の個性は大切に、伸び伸び生活して欲しいです。


ただ、
呼んでも来ない→万が一逃走した時に死ぬ可能性があります。
抱っこしてるとゴソゴソする→落下して骨折、死亡に繋がります。
食事を出されてすぐ食べない→病気の発見が遅れます。
身体を触ると怒る→病気、怪我の発見が遅れます。薬を飲ませられない。目薬を入れられない。薬を付けられない。など、自宅でケアしてあげられない。
サークルの中で暴れる→怪我に繋がります。
お留守番させるとお部屋をぐちゃぐちゃにする→ 怪我、食べてはダメな物の誤飲に繋がります。
他人、他犬に噛みつく、威嚇する→他人を噛んだり他犬を噛んで被害者に殺処分しないと許さない!って言われた方もいます。多額の慰謝料を請求された方もいます。
飼い主さん家族に噛みつく、威嚇する→怖くて抱っこ出来ない。スキンシップがとれなくなる。

気づきましたか?
問題行動を解決することは全て、ワンコが元気で幸せに長生きできる事に繋がっているんです。
お店の入り口を開放していてもうちの子は飛び出て行かないです。
よく驚かれますが、少々長居している仔犬もまた不思議と飛び出て行かないです。
たまにお客様のお出迎えに2~3歩出ていく時がありますが、「ごぅら~~!!(# ゚Д゚)」っと言う私の怒りパワーのこもった声に直帰します(笑)
もちろん、命に関わる事ですから最初に「出たらダメ!」って教えます。
でもやはり主従関係は大きく影響していると思います(#^.^#)

何度も言います。
今のままでいい。って方には無理強いはしません。
だってその子の家族が決めるのだから、まったく問題ないですよ☺

今の状態から変わって欲しいって思われた方、少しづつでもいいので日常生活の接し方を変えてみませんか?
まずは自分が変わってみましょう。そうしたらワンコが激変するかもしれませんよ☺
分からない事があったら何でも相談してくださいね。

全てのワンコが元気で幸せに暮らせますように(^_-)-☆

 

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